障害年金…資料収集~請求書提出まで
2025/05/31
障害年金…資料収集~請求書提出まで
こんにちは、東京都北区で障害年金の相談・裁定請求に特化した事務所を運営する
社会保険労務士の中村健司です。
本日は、障害年金の資料収集~裁定請求書の提出までの流れと、どのタイミングで
どのような資料を収集すればよいのかを、時系列で説明していきます。
障害年金の請求には、資料収集に膨大な時間がかかります。
一歩間違えると…初めかやり直しならまだいいのですが、要件を満たさず請求不可等
目も当てられないことになります。
そのような事態に落ちいらないためにも、下記の資料を参考にしてください。
※以下の資料は、わたくしの資料収集~請求書提出までの方法になりますので絶対に
正しいというわけではありませんのでご注意ください。
【障害年金…資料収集~請求書提出まで】
① 初診日の確定
初診の医療機関で、受診状況等証明書に診療録(カルテ)から必要事項を
記載してもらう。
カルテの保存義務は5年。5年以上前だと初診の証明ができない場合がある。
※初診の証明が取れない場合は、社労士に相談することも頭に入れておく。
② 保険料納付要件の確認
初診日が確定したら、年金事務所で保険料納付要件を確認。
障害年金は、初診日の前々月までにある程度保険料を納付している事が必要。
未納が多いと請求できない場合がある。
※①・②の要件を満たさない場合は請求不可。
③ 説明書をよく読む(わからなければ年金事務所に確認をする)
☛何回か、年金事務所に足を運ぶ覚悟が必要(´;ω;`)ウッ…
④ 障害年金の請求方法について検討する
(A)障害認定日請求
(B)事後重症請求
(C)遡及請求
☛(A)~(C)までの請求方法については、前回までのブログを参照
してください。
⑤ 主治医に診断書を記載してもらう前に、普段どのような過ごし方をしているのか
をA4のコピー用紙にまとめる。(枚数は1~2枚・簡潔に…)
☛主治医は、患者が普段どのような過ごし方をしているのかわからないため
普段の生活をしってもらい、診断書を作成する際の参考資料としてもらいます。
(特に精神の診断書は、日常生活の過ごし方が受給ポイントになるので必ず主治医に
伝えることが必須)
⑥ 診断書を医師に依頼(⑤の資料も一緒に渡す)
(A)障害認定日請求…診断書1枚
(B)遡及請求…診断書2枚
(C)事後重症請求…診断書1枚
☛請求方法により記載してもらう診断書の枚数が異なるので注意。
診断書が完成するまで2週間~1か月
⑦ 診断書が完成するまでに、病歴・就労状況等申立書を作成。
病歴就労状況等申立書は、日常生活について記載する。
その他、年金事務所から配布された資料に書かれている提出資料を収集。
⑧ 診断書が手元に届いたら、自分で作成した病歴・就労状況等申立書との
整合性をチェック。
☛診断書の記載に納得いかない場合は主治医にその旨話をする。
修正してくれるか・してくれないかは別問題であり納得のいく
答えをもらうことが必要。
⑨ 裁定請求書を記入し、年金事務所へ
相談室で最終的なチェックをしてもらい、資料を提出
☛年金事務所でのチェックは形式面のみであり内容については
関知しない。(所要時間60分)
⑩ 審査結果(支給・不支給)は裁定請求書提出後、約3カ月の期間を
要する。
審査結果は、普通郵便で送付されるため注意(捨てないように…)
いかがでしたでしょうか?
初診の証明から裁定請求書提出まで、最低でも上記のように10項目の工程が
必要になります。
一つ工程を間違えれば、前の工程に戻るなど手間がかかります。
障害年金の資料収集を始めても途中で投げ出してしまわれる方が大変多いのが
実情です。
自分で請求しようとしても、「無理だな?!」と感じたらご相談ください。
どんなに困難でも受給できるものは受給しましょう!!
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中村社会保険労務士事務所
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東京都北区赤羽台 4-17-18-1210
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