中村社会保険労務士事務所

精神障害(一人暮らしでの受給は?)…事例あり

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精神障害(一人暮らしでの受給は?)…事例あり

精神障害(一人暮らしでの受給は?)…事例あり

2025/07/06

こんにちは、東京都北区で障害年金の相談・裁定請求に特化した事務所を運営する

社会保険労務士の中村健司です。

 

本日は、精神障害で一人暮らしの方が、障害年金の請求をした場合どのような判断が

なされ、どのような決定がなされるのか?事例を交えて考察していきます。

 

【精神障害で一人暮らし】

 ① 就職をした時点で親元を離れ、社会人として生活しているときに精神障害に罹患

された方

 

 ② 精神障害を罹患したことにより、親や兄弟とうまくいかず一人暮らしをしている方

 

 ③ 精神障害により、親や兄弟に虐待されると思い込んで一人暮らしをしている方等

 

理由は個々人により異なりますが、精神障害を罹患し一人で暮らしている方は、

考えている以上に多数いらっしゃいます。

 

【精神障害で一人暮らしの方が障害年金を請求する際の注意点】

 精神障害で一人暮らしをしている方が、障害年金の請求をする際の注意点はどのような

 ことになるのでしょうか?

 下記の表をご覧ください。☟

 

この表から読み取れることは…

 ① 一人暮らし(独居)になった理由・時期

 

 ② 一人暮らし(独居)で生活していくためにどのような援助を活用しているのか?

 

 ③施設やグループホームで生活している場合、仮に、一人暮らし(独居)をするとなると

 どのような援助が必要になるのか?が最大のポイントになります。

 

今回は、私が扱った事例を掲げておきますので参考にしてください。

 

【事例1】…既に親元を離れ社会人として生活をしていた時に精神障害を罹患したケース

 ① 年齢/性別:30代・男性

 

 ② 傷病名:うつ病

 

 ③ 障害年金請求までの経緯

20代前半で就職をし、親元を離れ一人暮らし。

 転職により警備業務に従事するが、日勤・夜勤があるシフト制により生活リズムの

 変化により不眠症に悩まされ、その後うつ病を発症。

 希死念慮により自殺を繰り返すがそのたびに未遂に終わる。

 

 ④ 生活状況

→うつ病を発症後、しばらくは就労していたが、病状が重くなり退職。

 退職後は、体が思うように動かず、トイレにも這って行く状態であり

 食事も、買いに行くことができないため非常食品として備蓄してある

 レトルト食品に手を加えず、空腹状態のときに食べる。

 家の中はゴミ屋敷状態になり、シャワーや風呂にも入れないため垢まみれとなる。

 

 ⑤ 援助の状況

→④の生活状況を解消するため、母親と叔母が1日交替で訪問をし、掃除・洗濯

 等を行いゴミ屋敷状態から脱出。

 食事も栄養バランスの取れたものを摂取出来るようになった。(空腹時のみ食べる)

 月2回の受診には、クリニックまで一人で行くことはできないので叔父が付き添う。

 

 ⑥ 障害年金の請求

→ご本人からメール(無料診断)にて相談あり。

 初診日・保険料納付要件も特に問題ないため、診断書等の資料を取集し

 年金事務所に裁定請求書を提出。

 

 ⑦ 障害認定日請求により、障害厚生年金2級受給

→障害認定日を待って請求をかけたため、遡及は発生せず。

 

※いかがでしたでしょうか?

 上記の事例は、一人暮らしで精神の障害年金を請求する際の…

 ① 一人(独居)になった理由・時期

 ② 具体的な援助方法 が明確になっています。

 

精神障害をお持ちの方が障害年金を請求する際には、「誰に」「いつ」「どのような」

援助を受けているのかが、最大のポイントになります。

援助の内容は個々人で異なるものとなります。

援助の内容が、よくわからない・書き出すことができない等のお悩みがある場合には

当事務所までご相談下さい。

 

 

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